コンセプトは、座る人の背筋を真っすぐに保ちながら背骨を支える椅子。チェロ、バイオリン、フルート、ギターなどの楽器奏者に適しています。座面を1/2にするという大胆な発想でオリジナリティあふれるデザインとなりました。
『座り心地に違和感がなく、気持ちよく演奏できた。演奏中の姿勢は前方に座るので、椅子の座面が半分で合理的だった。足を開いても横(縁)が気にならない。休んでいる時は背もたれを利用できるのも良い。普通の椅子ではこうはいかない。』(男性・チェリスト)
クラシック音楽において「第2作品」を意味する「Op.2」(オーパスツー)ですが、第1作品となる「Op.1」は、デザイナーのチョン・ウジン氏がIFDA(国際家具デザインコンペティション旭川)でゴールドリーフ賞を受賞し、その後、WOWが製品化。2013年にはグッドデザイン賞を受賞しました。
「Op.2」は、座面のファブリック、サイズ、高さなど、前作「Op.1」とはまた一味違った使い心地となっています。素材はEZOASH(エゾアッシュ)、オーク、ウォールナットからお選びいただけます。いずれも樹齢100年を超える天然木を使用しています。
素材やファブリックのタイプにもよりますが、チェアの総重量は約2〜3kg。持ち運びやすい軽さで、移動もらくらく。幅500mm、奥行352mm、高さ698mmのスリムコンパクトな設計ですから、ひとりで車に積み込み、演奏会場にチェアを持っていくことも十分に可能です。
1972年創業の「WOW」は、日本6大家具産地のひとつ旭川を拠点とする国産家具メーカーです。社名には、「感嘆の言葉=Wow」と、「価値ある木=Worthy Wood」という2つの意味を込めています。
形状・サイズ・色を選択できるイージーオーダー家具をはじめ、美しい木目を活かす天然木の加工技術「突き板(つきいた)」による、創造性豊かな木製家具を得意としています。また、コンペティション受賞実績のあるデザイナー作品を製品化しております。
WOWの理念は「“つかいたい”をつくりたい」です。デザインがどれほどよくても、使われなくては意味がありません。これまでも、これからも、北海道の木にいのちを吹き込み、使い手の心に“WOW”が生まれる家具づくりを目指します。